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令和6年12月の行事

早いもので、師走に入り本格的な寒さとなってきた12月7日・8日に大掃除がありました。1日目は本堂の内陣側から始めていき、2日目に外陣側へとすすめていきます。まずは本尊様のお身拭い、その間に厨子や仏器もピカピカに磨き上げ、幕や座布団カバーを洗濯し、天井や窓、壁や床を磨きます。2日目は外陣側の天井・壁・畳を拭き、外回りを整え庫裏やトイレ、皆が使うところもキレイにしていきます。日頃はなかなかできない場所も年に2回、5月と12月は角から角まで丁寧にさせて頂きます。

同時に年末大祭でお申し込み頂いた御札と交通安全の御守りも準備していきます。お名前や住所の間違えのないように何人かの眼で確認し、最後は申し込み用紙を読み上げながらもう一度確かめて箱へと並べていきます。終わる頃には眼がショボショボ…老眼にはなかなか堪えます。笑

院主さんを中心に弟子、講員さん、信徒さんがそれぞれの場所でほんとによく動いて下さいます。一生懸命に向き合うこの時間が大事ですし、お互いを”ありがたい”と感じることができる貴重な大掃除だと思います。皆さんのお気持ちで今年も準備できた事に感謝ですね。そのおかげで12月15日(日曜)は無事に年末大祭をむかえることができました。

1年間ご守護頂いた本尊さまへの感謝と明くる年の息災をお祈りして不動護摩が厳修されます。本尊さまに届くように御札の申し込みをされた方のご祈願や名前、住所を院主さんが読み上げていきます。周りでは講員さん達が護摩木と交通安全の御守りの申し込みも読み上げていきます。そして御札を直接、護摩の炎にあてていき、しっかりと不動明王さまのお力を込めていきます。

お加持を終えた御札は庫裏で間違えなくお持ち帰り頂けるように確認しながら準備していきます。

そして年末大祭後のお楽しみ!院主さんの描いた色紙をめぐってのジャンケン大会です。今年は可愛くホッコリとするお地蔵さまとがんばれ!と励ましてくれるお不動さまの2枚です。毎回ですが必要な人の元へと絵がいくようでとても不思議な縁を感じます。

法話では誰の中にもある智恵の火に油(正しい法・考え方)をそそいで、その智恵の火を灯し自分の力で進んでいく、進んでいける。その時に御札を見て反省したり、努力したり、力をお貸し下さいと手を合わせ祈るよすがにしてほしい。とお話して頂きました。1年間守ってくださる御札には仏さまの力が込もってます。よく院主さんが御札には”いますがごとくに”接してほしいとおっしゃってます。挨拶をしたり相談をしたり仏様がいますがごとくに向き合ってみて下さいね

そして28日終い不動では法華懺法をさせて頂き今年の懺悔と感謝で締めくくりました。煩悩をうすくして罪悪を消滅させる、煩悩に隠された自らの仏性を自覚し磨きだすことが懺悔の意義とされています。そして1年間ご守護して頂いた感謝をお伝えして今年の法要が終わります。

今年もたくさんの皆さまにお参り頂きまして、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をおむかえできますことをお祈り申し上げます。

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