甑に神降しをすると鳴動して音が鳴ります。 善悪吉凶によって音が止まったり大きくなったりします。
古来より行われてきた修験・神道の秘法。 蒸気を上げた甑に、神降しの祈祷を施して洗米を供じると、鳴動して唸るような大きな音を出します。 音が鳴ること自体はさほどの不思議ではありませんが、神意によって音が止まったり、大きくなったりします。
ある人が甑の前に立つとピタリと音が止む。その人が離れると再び鳴り始め、ほかの人が立っても鳴り続けている。しかし先ほどの人が立つと再び音は止まってしまう・・・。 また、甑を持ち歩くと家相の悪いところや穢れのあるところでは音が止み、そこから離れるとまた鳴り出す・・・。 ご神意を伺ったり、家相や地相の吉凶を判断する時に行います。
また、別項の如く「神祀り」において、お稲荷様や龍神様に法楽としてお勤めする事もあります。
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