家屋・社屋の建築に当たって土地の神に許しを請い、守護を願います。
土地の本来の役目は「生物を育み、生気を伏蔵する」ことです。 建物を建てる分の土地があれば、どれだけの草木や虫、生き物が暮らしていけるでしょう。そして、その生物たちがまた土に返って、土地は力を蓄えます。 先祖からの財産・契約によって手に入れた・・・と、土地の権利を主張するのは人間が勝手に作ったルールで、ほかの生物や植物には全く関りの無い事です。にも拘らず、セメントを打ち、水も光もシャットアウトしてしまい、生物の住処を奪い、土の役目を奪います。 これは決して当たり前のこととしてはいけない事です。 地鎮は土地の神にその許しを請い、住まいを開け渡すことになる生物に感謝の気持ちを持って行う祭礼です。 その気持ちが有ればこそ、神仏は建築の安全や建築後の家屋・社屋の安寧をご守護下さるのです。
その様な思いから、当山の地鎮式は大変大掛かりですし時間もかかります。祭礼修法だけで1時間半~2時間の時間を要します。準備していただく物も沢山有ります。 祭礼後に施工業者に基礎や棟に入れて頂くお札も沢山有ります。
正直、面倒くさい事もあるでしょうが、後々に「良かった」と感じて頂けるように心を込めてお勤めさせて頂きます。
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